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大木提言と指定感染症の見直し

昨日のBLOGSに「新型コロナウイルス 緊急事態宣言発令、医療の現状 読むべき大木提言」という記事が投稿されており、新型コロナウイルスについての医療体制の現場が記されていました。

blogos.com

著者は「とある総合病院に勤めている若手脳神経外科医」とのことです。

この方のネットワークでは医療崩壊は起きていないとのことで、記事の中では指定感染症2類を見直す次期ではないかと言われています。

この記事の中で、国際政治学者の三浦瑠麗のツイートが紹介されています。

<blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">今後コロナ患者が増加した場合の慈恵医大の対処方針などが書かれています。大木さんの提言。(1/2) <a href="https://t.co/OumBpvYWT1">pic.twitter.com/OumBpvYWT1</a></p>&mdash; 三浦瑠麗 Lully MIURA (@lullymiura) <a href="https://twitter.com/lullymiura/status/1347070720979857409?ref_src=twsrc%5Etfw">January 7, 2021</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script>

三浦氏は慈恵医大の大木医師の提言を掲載しており、その内容を簡単に言えば、医療崩壊を回避するには、①感染者数を減らす ②受け皿である医療体制を強化する という2点が対策になるとし、大下医師は経済的打撃も大きい「感染者数を減らす」ことよりも、医療体制を強化することを最優先するべきだとの考え方です。

提言書には新型コロナウイルスの致死率は、東京都の世田谷区が実施したPCR検査データを見れば、季節性インフルエンザ並であり、指定感染症を見直すべきとの提言がなされています。提言書の4)には「第二類感染症指定の益と害」として、2類していによる様々な弊害が記されています。

先日も小沢一郎氏が全国民にPCR検査を行えと言いましたが、まったく現実的ではありません。もし1日に10万人のPCR検査が可能だったとしても、検査だけで1400日かかる計算です。こんな非現実的なことを政治家が表明するとは、呆れてものが言えません。TVのコメンテーターもPCR検査数が足りないと不満を言ってますが、もし感染者を特定して隔離し、感染を完全に防止するのならば3日とか4日で、全国民を一斉検査する必要があります。抗体検査と違いPCD検査は現時点の判定しかできないからです。その検査の期間は出勤も会食も学校なども、一切停止しなければ意味がありません。

提言書は長いので9)の結論を読めば、何が必要なのかは理解できます。TVやマスコミも短絡的に医療崩壊の危機を煽るのではなく、過剰な2類指定を見直し、柔軟な医療体制を実現すれば、経済活動を止めなくても新型コロナウイルスへの対応は可能だということでしょう。

方法はあるのにリスクを取らない政治と行政と専門家たち、さらに無責任なマスコミによって、医療崩壊が起きるならば私達国民は、はなんのために税金を払っているのでしょうか。