ぼちぼちと都市に暮らす

住んでいる大阪の街についていろいろとかんがえてみる。

大阪に私設取引所が生まれるかも

昨日大阪の国際金融都市構想について、ブログに書きましたが、来年の春には大阪にPTS(Proprietary Trading System)が誕生するかもしれません。PTSは私設取引所のことで、要するに証券取引所を介さずに金融商品の売買ができるようになります。

私設取引所の利点は証券取引所の開場時間外でも株式取引が可能になることで、例えば昼間は忙しい会社員などが、夜におちついて売買に集中することができます。海外では取引の30%くらいはPTSのようですが、日本の場合は東京証券取引所のシェアが圧倒的なようです。ちょっと前に東証のシステムが1日ダウンしたことがあり、そのリスク対策としてもPTSが必要とのことです。

SBIホールディングスと三井住友フィナンシャルグループが、株式などの私設取引所を2022年春頃に大阪府内に開設するとの報道がありました。この取引所では社債や不動産、美術品、映画版権などのデジタル証券化も行うようで、多様な金融商品が投入されるかもしれません。

私設取引所を利用することで、東証の時間外での取引が可能になる訳で、例えばNYダウが高騰や暴落した時に売買すれば、東証の開場前に仕込むことができます。つまり東証売買よりも時間的にリードすることが可能は魅力的なんじゃないでしょうか。

あとブロックチェーンを用いた「セキュリティトークン」の売買も考えているようで、これまでの既存の金融取引よりも新しい取り組みが試みられるのは面白いです。このような挑戦的な試みに大阪府市は全面的に協力して、国際金融市場の地位を築いてほしいなと期待します。

大阪が活性化するには、はやり新しい取り組みに果敢に挑戦する風土でなければならないと思います。